ヨーロッパでは多くの国がまだまだ深刻なコロナウイルス問題で大変です。こんな中、食べる事の話ばかりするのもどうかと思うのですが、ウイルスによる経済的ダメージは、想像を超えるものがあり、私は自分が携わっている食品業界や文化的活動をしている人達を、今まで以上徹底して応援しなくてはならないと思っています。
今日は10年近く前からインポートしているスペインのグルメ缶詰について、外出禁止中のグルメ評論家の意見が面白かったのでご紹介します。カぺルさんは料理もすご腕の評論家ですが、よく私が取り扱っている缶詰会社の事を書いています。
@jccapel 写真はホセカルロス カペルによるものです。アリオリソースを添えてあります。
パコのグルメ缶詰はスペインでもトップですが、その中でもオイルサーディンは特に上質で、亡くなったサンタンデール銀行のオーナーも持ち歩いていた程です。
カぺル氏曰く、オイルサーディンは缶の中で長期間熟成させたものが最高においしくて、世界一リーズナブルなグルメフードだそうです。5年くらい熟成させたものが絶品だということで、今なら2006年頃のものが美味しいとコメントしていました。
個人的にサーディンは缶詰、または燻製したものしか食べないのですが、特にオリーブオイルサーディンは、オリーブオイル漬けになっていると旨味がマイルドになり、イワシ独特の臭みが抑えられます。身はトロトロになって、すごく脂がのっている魚の状態が保たれ、口の中でとろけるような食感になります。
外出禁止で最近はレストランから料理を取り寄せることも可能になりましたが、簡単に蓋を開けるだけで満足が出来る食事が出来る、グルメ缶詰のおかずは本当に頼りになる保存食です。普通、買い物をする時、賞味期限が長いものを選ぶと思いますが、この缶詰については古い商品を選んだ方がよさそうです。是非こんな風にも楽しんでみてください。
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